縁結び油掛け大黒天

当山には、寺院でありますが境内に一際目立つ赤い鳥居があります。この非常に珍しい油掛大黒天は、仙台大観音建立以前から鎮座しており以前から信心深い方々の心の拠り所とされ信仰を集めております。
ご由来については幾つかの口伝があります。
一つは、今から500年前、小僧が油を買い家路に急ぐ余り、道端に祀ってあった大黒天に誤って油壺をぶつけてしまった。壷は割れて大黒様は油だらけ。奉公先は如何なる事業をしても失敗が続き、不幸な事ばかりでした。小僧は新たに油を買うお金も無く帰宅しましたがどうしたことか、奉公先の庄屋は大繁盛。小僧も何時しか大金持ちになり、素直でいい嫁をもらい幸せになったという。その噂が広まって何時の頃からか、開運招福・良縁成就を願い道端の大黒様に油を掛けるようになったという。

一つは、一人の貧しい油売りが、商品の油を売りに隣村へ毎日通っていたのだが、その帰り道には必ず道端の大黒様によって商売で得たお金で少しの饅頭などをお供えし、日々の平穏を願って過ごしておりました。とある日のこと、その日はまったく油が売れず、道端の大黒様にお供えする饅頭すら買えないで帰って来たことがあった。「大黒さま今日は、何もお供えするものがありません。売り物の油で申し訳ないが、これで勘弁してください」と大黒様に油を掛けて供養し帰った。
次の日のこと、何時ものように油を売りに出たが、その日は即完売。又翌日も即完売と連日の大繁盛。これは大黒様のおかげに違いないと、大黒様に油を掛けて祈願するようになった。商売の縁・人の縁と次々に良縁に恵まれたと伝えられる。
一つは、みすぼらしい身なりをした百姓が古寺で熱心にお祈りしていました。そこへ通りかかった弘法大師が何を祈っていたのか訊ねると、百姓は大きなため息をついて 「どんなに働いても暮らしが楽にならず、金が貯まるように祈っていました」と応えました。弘法大師は「そうか」とうなずいて、仏様に見える木っ端を百姓に 与え「朝晩油をかけてお参りすると必ず願いは叶う」と言って立ち去ってしまった。百姓は、お坊様の言葉を信じて油をかけてお参りをはじめますが、先ずは高い油を買わねばなりません。百姓は一生懸命働き、やがて「油かけ大黒長者」といわれる金持ちになったという。

最近では若い男女の間で良縁成就の神仏としても有名な縁結びのスポット。それが油掛大黒天を祀る大黒堂です。
油掛大黒天 奉納のぼり旗

奉納のぼり旗は、社運隆盛・商売繁盛のご祈念について懇ろに護摩祈祷を行い奉納建旗させていただきます。
奉納のぼり旗建立料(ご祈祷料も含む)
1 年間・・・10,000円
半年間・・・ 5,000円
大黒天浴油札

甲子の日に拝まれた有難い御札です。
立身出世・商売繁盛・良縁などにご利益があると信じられております。
授与料:3,000円
仕 様:紙包み木札
サイズ:長さ24cm 幅7.0cm
縁結びリボン

油掛け大黒様は縁結びの神仏として信仰され、多くの人が参拝し、縁結びリボンに願いをかけられております。
縁結びリボン
300円